貴方だから<短>
「琴、、、琴の好きな人にぼろくそゆっちゃって「ごめん」
二人のごめんの声が中庭に響きわたる
「え?あ、別に大丈夫だよっ?よく意味わかんなかったけど」
「ありがと。私たちも言い過ぎたわ〜滝村に絶望したってか、でも滝村だっていろいろあるよね」
うんと頷きあう二人
訳のわからない光景に自然と涙は止まっていた
キーンコーンカーンコーン
予鈴のチャイムがなる
「琴、大丈夫そお?」
さっきの表情からは想像もつかない優しい笑顔で
問いかけてくれた
こくんと頷くと教室に戻った
なんか入りにくいな
だって絶対ばれてるよね?
ガラっ
「「「「「「ごめんなさいっ」」」」」」」
「え?」
ドアを開けた瞬間みんながいた
「俺、末永の気持ち知らないで、いろいろゆーて」
「私も騒いじゃって「私も」
みんなが口々にゆってくれる
「全然いいよっ私だって言えてなかったし」
笑顔を見せるとみんなも笑ってくれた
やっぱり笑顔のみんなが大好きです