貴方だから<短>

貴方の友達





プルルルプルルル


光汰に何度も電話をかけるが
でてくれない


なんでだろう?
守ってくれたと思ったけど
違ったの?



「あ!」


突然つながった電話に
思わず、声をだしてしまった


相変わらず向こうは無言で


「あのっ光汰?私なんかした?ごめんねっ全然思いあたらなくて、でっでも光汰と友達じゃなくなるのは嫌だからっ「俺は友達なんて嫌だ」



私の言葉を遮って光汰の声が聞こえた


「え?」


「あ、え、なんか変なことゆった?気にすんなっ!はは」


いつもと変わらない声が聞こえた

凄くホッとした自分がいた


「怒ってないの?」


少し遠慮気味に聞くとははっと笑って

「ごめんな、あの時機嫌わるくてさ〜」


「もお〜めちゃ落ち込んだしっ!」



………………………


「じゃあ明日ねっ」


私は仲直り?できてとても幸せな気分だった



だけど光汰は違ったんだよね

ごめんね、自分だけ悲劇のヒロインになって

私、最低なこといっぱいしてたんだね

本当にごめんね
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