キミを想う。
家に帰るとまだ誰も帰ってきておらず、そのまま自分の部屋へと向かった。
床に鞄を置いて制服のままベッドに腰かけると、無意識にため息が出た。
今日は色々ありすぎて疲れた…。
瀬野くんへの恋心。
菜々ちゃんにどう言おう…。
悲しませるなら、言う必要ないのかな?
瀬野くんの気持ちは加穂さんにある。
あんなお似合いな姿見たら、祝福するしかないよね…。
もう何をどうしたらいいか分からず、頭の中がぐちゃぐちゃになる。
明日、瀬野くんにどんな顔して会えばいいんだろう…。
逃げたの分かってるだろうな。