キミを想う。
えっ?
ちょっと待って!
何が起きてるの!?
パニックを起こす頭を働かせ、状況を確認する。
あぁ、やっぱり分かんない!
何で私は瀬野くんと屋上にいるの!?
「…せ、瀬野くん」
「あ、びっくりさせた?悪ぃ」
ハハッと笑う姿は子供っぽくて、いつもの怖い雰囲気を感じさせない。
「と、とも…」
「ん?」
緊張して噛みまくる私に顔を近付け、耳を傾けてくれる。
「…っ!」
「なに?」
「……と、友達は…あの、えっと」
「ノブ達のこと?」
コクンと頷くと瀬野くんは何でもないように答える。