キミを想う。



「一人で食べてんの?」


「う、うん…」


そう言うと男の子は少し離れたところに腰を下ろした。



誰なんだろ…?


そう思って男の子を少し見つめてると、扉付近が騒がしくなってきた。



「誰か来てるか?」


「ユキがいんだろ?」


う、嘘!


誰か来た!


男の子数人の話し声は、扉が開くと同時に大きくなった。



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