キミを想う。



「……あの、ユキくんは?」


寝転び目を閉じているユキくんに恐る恐る声をかける。



「…昼寝」


「そう、なんだ…」


「……」


「……」


再び沈黙になる。


この空気気まずいよ!!



「…気にしないで弁当食え」


「あ、はい」


目を閉じたままのユキくんにびくびくしながらも、お弁当を食べ進める。


静かな時間がゆっくりと流れていく。



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