キミを想う。
「ん?どうした?」
続きを話さない私に顔を近付け、いつものように耳を傾ける。
「あ、えっと…」
顔が近い!!
何でこんにドキドキするの?!
早くなる鼓動を抑えることが出来ずに、頭が真っ白になりそうになる。
「ゆず?顔赤いけど大丈夫?熱か?」
そう言って私の前髪をかきあげ、額に自分の額をくっ付けてきた。
その瞬間、顔だけではなく身体中がボッ!と暑く熱を発したのが分かった。
なっ、なな、何が起こってるの!!??
カァーッと顔が真っ赤になっていくのが自分でも分かる。