【完】好きじゃないもん!
「はい、みなさーん。ホールにある服好きなの着ていいからね。」
城山さんが舞台の上でそう呼びかけると周りから歓声が飛ぶ。
ん~。
どれにしよっかな、あっちもいいしこのドレスも捨てがたい。
「未瑠さん、決めましたの?」
声がして振り向くと椿さんが立っていた。
「ううん。まだ・・・」
ふと、隣をみると大智さんと直がしゃべっていた。
い、意外とフレンドリーなのかな?
「大智と直さんは仲がいいのですね。」
気づいた椿さんもそう言った。