【完】好きじゃないもん!
「おーい、決まったか?」
「うん!!」
向こうから叫ぶ直に返事をする。
直も決まったみたいで黒い服を持っていた。
直が走りよってきて、
「じゃあ、決まった奴から帰っていいっていうことだし帰るか。」
「そ、だね。」
笑ってそう言った。
ピンクのドレスは私の名札を付けられて再びハンガーにかけられた。
「じゃあ、また明日ね。椿さん。」
「はい。また明日、ですわ。」
椿さんに手を振って帰ることにした。
椿さんと、大智君を振り返るといい感じで服を選んで笑いあっていた。