【完】好きじゃないもん!
7月の雨
直SIDE
入学式から3ヶ月は早く過ぎてクラスメイトともだいぶ打ち解けた。
たまに、昼休みは知らない女子に呼ばれてばたばたすることもあるが楽しい毎日で満足している。
あれから、ダンスの練習も落ち着いて通常教科も入ってきた。
だんだんダンスの練習が減っていくことを寂しく思うのはなぜだろうか?
今でも入学式でも変わらず未瑠はモテる。
今も、他の男子がちらちら見てるし。
それに気づいていないあいつもなんかムカつく。
「おい、直。どうしたんだよ、怖い顔して。」
「だよな、さっきからしゃべりかけてもずっと無視だし。」
声をそろえて言うよっしーと大智。
あれから、仲良くなって今では3人で過ごすことも少なくない。
「あぁ、悪い。てか、お前ら俺のチョコ食べてんじゃねえよ。」
まったく。
のんきな奴ら。