【完】好きじゃないもん!
キーンコーンカーンコーン
昼休みを知らせる鐘が鳴りみんなが教室を出て行った。
「もう、昼休みか・・・。由宇。」
さっきから私の手に握られた携帯は送信ボタンを押せずにまだそこにある。
未優がA組に入ってきた。
今日もかわいいな。
茶色の髪はアイロンでくるくる巻かれていた。
「由宇いないのね。」
未優も少し寂しそう。
「ん・・・。はぁ。」
昼休みは由宇と未優と椿と昼ごはん食べるのが普通なんだけどな。
昼休み・・・
なんか忘れているような・・・。