【完】好きじゃないもん!


「あー!!どうしよう!」


教室中に響き渡る私の声。


「ど、どうしたのよ。うるさいわね。」


未優は顔をしかめて私をにらんだ。


「直と約束してたんだ!・・・私。」


「直と?・・・いってきなさい、私はB組に戻るわ。」


ヒラッっと手を振って歩き出した未優。

ごめんね、未優せっかく来てくれたのに。



直・・・まだいるかな?

昼休みはまだ始まったばかりだった。

走ろう!


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