【完】好きじゃないもん!
一歩ずつ近づいてくる直。
顔には黒い笑みを浮かべて私を捉える黒い目。
ジャリ・・・---
ついに私との距離は数センチ。
「ち、近いってば。・・・ねぇ、ちょっと。」
「未瑠ってそんな顔もするんだ。これはどうかな・・・?」
そんなことをいって直は・・・
「・・・ん!」
唇が触れそうな距離まで近づいてきた。
直・・・
そんなことして、どこまで私の心をおかしくしたら気が済むの?
ばか・・・。