【完】好きじゃないもん!
■友達
友達
未瑠SIDE
自分の席に座ってほっとしていた。
豪華な机にソファーみたいなふかふかないす。
きれいな教室にお嬢様とお坊ちゃま。
俺とは世界が違う。
そう思っていた。
1人でみんなのことを見渡していると・・・。
「おまえ、特待生か?」
「え、あぁ、違うけど。」
知らない男がしゃべりかけてきた。
髪はきれいな茶色がかってて整った顔。
あぁ、こいつもお坊ちゃまオーラ全開だな。
「っちぇ。おれ、特待生なんだよ。だから、周りがすごくてついていけなかったんだよ。」
「おぉ!おれも!おれは、成り上がりなんだよ。」
よかった。
俺以外にもこういう奴がいたんだ!