【完】好きじゃないもん!
■友達

友達


未瑠SIDE


自分の席に座ってほっとしていた。

豪華な机にソファーみたいなふかふかないす。

きれいな教室にお嬢様とお坊ちゃま。



俺とは世界が違う。


そう思っていた。

1人でみんなのことを見渡していると・・・。


「おまえ、特待生か?」

「え、あぁ、違うけど。」


知らない男がしゃべりかけてきた。


髪はきれいな茶色がかってて整った顔。


あぁ、こいつもお坊ちゃまオーラ全開だな。


「っちぇ。おれ、特待生なんだよ。だから、周りがすごくてついていけなかったんだよ。」



「おぉ!おれも!おれは、成り上がりなんだよ。」


よかった。


俺以外にもこういう奴がいたんだ!



< 16 / 239 >

この作品をシェア

pagetop