【完】好きじゃないもん!
「一緒にお茶でもどうですか?...お姫様。」
ドキっ...
なんか、私ってメルヘンなのかも。
私の手を取って歩き出す直にときめいちゃってる。
いすに座るとなんか本当にお姫様みたいな気分。
「未瑠がすきそうだなって思ってさ。...いいだろここ?」
にこっと微笑むあいつにときめいてしまうのは、
...これも、私を落とす作戦なのかな?
「べ、別に。優しいとか、いいところあるとか思ってないんだからね!」
「...ふっ。そんなふうに思ってたんだ。」
意地悪く笑った。