【完】好きじゃないもん!


未優はそのままBに帰っていってしまった。


「...未瑠。頬腫れてるよ?」


由宇がそっと頬に触れた。

冷たい手が触れると痛みが和らいだ。


「...ごめん。私、行かなきゃ。」


そっと由宇の手を離した。



「...やっとですか。でも、よかった、未瑠が気づけて。」


椿が微笑んだ。


「行ってらっしゃい。」


クラスのみんなも微笑んでそういってくれた。


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