【完】好きじゃないもん!
ゲームで、付き合おうって言ってどれだけ...
どれだけ未瑠を苦しめたら気が済むんだろう。
俺、馬鹿だな...。
「んぅ...ふっ」
未瑠の甘い声が聞こえて頭がおかしくなりそう。
唇をそっと離すとそのまっすぐな黒い瞳は潤んでいた。
「ごめんな、未瑠。」
とっさに謝ってしまった俺。
おかしい、おかしすぎるよ。
いつもとキャラちがくね...?
頭を無意識にかきむしっていた。
あぁ~!
もう、意味分かんねぇ。
自分の心なのに...。
自分でわかんなくなっている。