【完】好きじゃないもん!


「え~?俺のこと心配で来たんじゃないの?」


顔を覗き込みながらそういうとさらに顔を赤くさせて怒った。


「直の意地悪!変態!キス魔!二重人格!...馬鹿。」


おいおい...。

言い過ぎなんじゃないですか?


しかも...


「俺、未瑠みたく馬鹿ではないよな?」


あぁ...俺かなり意地悪?



「も、もう!...知らないんだから!...これ、あげるよ。」


未瑠の小さな手に乗ったプリン。


心配してくれてたんだなっと思うと笑みがこぼれる。



そっぽを向いている未瑠。

でも、確かにそこには俺を心配してくれている感じがあった。


< 205 / 239 >

この作品をシェア

pagetop