【完】好きじゃないもん!
「え~?俺のこと心配で来たんじゃないの?」
顔を覗き込みながらそういうとさらに顔を赤くさせて怒った。
「直の意地悪!変態!キス魔!二重人格!...馬鹿。」
おいおい...。
言い過ぎなんじゃないですか?
しかも...
「俺、未瑠みたく馬鹿ではないよな?」
あぁ...俺かなり意地悪?
「も、もう!...知らないんだから!...これ、あげるよ。」
未瑠の小さな手に乗ったプリン。
心配してくれてたんだなっと思うと笑みがこぼれる。
そっぽを向いている未瑠。
でも、確かにそこには俺を心配してくれている感じがあった。