【完】好きじゃないもん!
「未優には気づかなかったわ。」
そんなの嘘。
最近の直を見ていればわかる。
直に硬さがなくなって自然体でいるようになった。
ただ、それだけのことなのに...。
未瑠がうらやましかった。
馬鹿ね...未優は。
さっき、吹っ切れたって言ったのは誰よ。
まったく-----
「未ー優ー!...ありがとね!」
でも、その声を聞いたら、そんな自分も許せてしまった。
未瑠はほかの人にないものを持っている。