【完】好きじゃないもん!
直SIDE
「あ...っそ、だれも嫁にほしいなんていってねぇよ。」
また、思ってもないことを言ってしまう俺。
見るの前だと素直になれねぇ。
沈黙が続く...。
今、分かったこと。
俺も馬鹿だし、こいつも馬鹿。
そのとき...
聞こえた、小さな泣き声。
「っヒック---なん...でっ」
俺は泣いていない、すると泣いているのは未瑠か。
俺、泣かせたのか?
最悪、女を泣かせるなんて....。
いや、それも好きな奴を。