【完】好きじゃないもん!

直SIDE


「あ...っそ、だれも嫁にほしいなんていってねぇよ。」

また、思ってもないことを言ってしまう俺。


見るの前だと素直になれねぇ。



沈黙が続く...。



今、分かったこと。


俺も馬鹿だし、こいつも馬鹿。



そのとき...

聞こえた、小さな泣き声。



「っヒック---なん...でっ」



俺は泣いていない、すると泣いているのは未瑠か。


俺、泣かせたのか?


最悪、女を泣かせるなんて....。


いや、それも好きな奴を。



< 230 / 239 >

この作品をシェア

pagetop