【完】好きじゃないもん!
ゴトン。
机の上に暖かそうなココアが置かれた。
「んで?詳しく聞かせなさいよ。」
お母様こわいっす。
「うん。まあ、ちょっとかっこいい人がいただけ。」
うん、そんだけ。
「へぇ~。」
「す、好きとかじゃないんだからね!!」
ニヤニヤしているお母さんがさらににやついた。
ち、ちがうっ。
「だから、好きじゃないって!!」
「は?未瑠?お母さんは好きなのか聞いているわけじゃないのよ?」
は・・・?
あー!
またもやはめられた。
って、私が馬鹿なだけか?