言霊(詩集)
臨死の向こう側
『臨死の向こう側』
揺るぎひとつない
雨上がりの。
どこまでも静かに
どこまでも澄んだ
――――――水面――。
凛として
凛とした。
冷たさに
映るカオ…―
―…ダレダロウワタシノシラナイカオダ―
冷たく冷えて
どこまでも澄んだ
いつまでも静かな
―――雨上がりの世界。
綺麗で
キレイで
あまりに歪んだ。
それは
それ、は
ひび割れ
砕け
飛び散った…―