言霊(詩集)
創造―無の破壊―
『創造―無の破壊―』
真っ白なノ-トに
手のない僕は……
無価値な存在なのだろうか―
真っ直ぐな道に
足のない僕は……
無意味な存在なのだろうか―
大きく広い世界に
声のない僕は……
要らない存在なのだろうか―
…なら、それでもいい。
無価値でも無意味でも要らない存在でも………
それでもいい。
僕はノ-トに想いを綴ろう
僕は僕自身が道となろう
僕は世界の全てを見つめよう
どんな運命も僕の運命……
だから、
全てこの身で魂で躯で想いで…受け入れよう。
何者でもない僕は
“僕”なのだから……―