イケナイ太陽
与えられた任務
    アエバ
「おい、饗庭」


俺を呼ぶ声がする。


「うっせーな…何だよ親父。」


此処は殺し屋グループ、"シュトラウス"。
殺し屋や暴力団の中で知らないやつはいない、殺し屋界のトップだ。

もちろん一般人も知っているだろうが、何しろシュトラウスは日本の警察では相手にならないほどでかい組織。

そのためニュースでは取り上げられないし、その事について話そうとも思わない。



俺の親父の柳は、シュトラウスの長。
主に"情報班"からの情報を得て、そこから一番適した者を送り出している。

"突撃班"の隊長を勤める俺が今、その親父に呼ばれたんだ。
きっと新しい任務の事を伝えるために俺を呼んだのだろう。


「……暗殺だ。」


やっぱりな。
…いや、そうでないと困る。
最近はちょろい仕事ばかりで俺が行くような任務はなく、部下にばかり任せてたんだから。

久しぶりに暴れてやるぜ。
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