恋病薬

バチッ



目が合った…………


「っーー〜//////////////////」


途端私は今まで以上に赤面する。


だって…だってっ!!!////////////



瞳を開いたこの人は完璧に王子様だっ!!

深い深い青色をした綺麗な瞳。
そんな瞳に凝視されて赤面+石化する私は彼にどう映っているだろう…

否っ、どう映っていたっていいから早くこの場を去らなきゃっ!!

でないと…っ




「ねぇ?」

「ひゃぃっ!?」


キャーーーーっ!!!!/////////
ビックリし過ぎて変な声で返事してしまったっ!!;

しかも彼の声が低めのアルトですごくカッコイイ。

そんな事を思ってわたわたしていると…



「君、何してたの?」

「……へ?」

「まさかこんな真っ昼間から襲いに来たとか?」


イマイチ彼が何を言っているのか理解できないで首を傾げていると…


「だってホラ…こんなに近く」

そう言って私の左腕を触ってくる彼が、「ね?」っと首を傾げてクスクス笑った時に今、自分がどんな格好で彼の側に居るかを思い出し、彼の言葉を理解して、その場から飛び退いた。


心配して彼の側に膝をついて、顔色を眺めるため、両手を地について顔を彼に近づけていたあの姿は、誰が見ても確かに襲っている様にしか見えないだろう。

勢い良く飛び退いた私を彼は未だにクスクス笑って見てくる。

とにかく誤解を早く解かなきゃっ!!


「あっ…あのっ、その違くてですねっ///わた、私はただっ//////」

倒れている貴方が心配だっただけっ!!…そう言いたいのに、恥ずかしさが上回って上手く口が開かない。

パクパク金魚の様に口を開いて閉じてを繰り返してる私に彼は立ち上がりスッと手を差し出してきて…


「僕を襲うんでしょ?おいで?」

「はぅぅ〜;」

「ホラ?どうしたの?、早くこっちにおいで?」

そこで冒頭に戻るわけだ。

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