【完】恋する気持ち
連れてこられたのは、屋上だった。

「うっわぁ!あたし、屋上初めて来ました♪」
『喜んでもらえて嬉しいよ』
「あの、どうしてサボろうと思ったんですか??」
『授業が嫌なのもあるけど、愛莉ちゃんと喋りたかったから♪』
「うへ!?」
…まぬけな返事をしてしまった。
『ブハッ!うへって…。やっぱり愛莉ちゃんっておもしろいね』
「そ、そんなことないですよ!」
『こっち来て座りなよ』
「あ、はい。お邪魔します…」
あたしは、先輩の隣に座った。


どうしてだろう?
先輩の隣は……


―すっごく落ちついた…。
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