年上ヤクザ
「「……………」」
今私達は亮の部屋にいる。
そして、私は今から亮に聞く。
「…亮。
一つ聞いてもいい?」
亮は頷いた。
「…亮は…さ。
私…だけじゃ、不満?」
少し声が震えた。
「何言ってんだよ…。」
亮の頬がひきつった。
「だから!
…ピンクのお店に入って行くの見たの。
信じられなかった。」
亮は下を向いた。
「正直に答えて…。
私じゃ、貴方の心は掴めない?」
亮の前に立ってそう聞いた。
すると、亮は勢いよく顔を上げた。
「違う!!誤解なんだ。」
真っ直ぐに私を見てきた。
「何が…?
何が誤解なの?」
「だから…ピンクに行ったのは。」
「何…?はっきり言って。」