年上ヤクザ
「はい!やっぱし、ウチの看板娘はセレナだよな。」
えっ…。
私じゃないよね。
「いいですか?」
私は自分の目を疑った。
皆が一斉に私を見たから。
「えっ…いいですよ?」
「「よっしゃー!」」
私が答えると、男子が飛び上がった。
…何で?
「はい、では決定です。
…じゃあ、終わります。」
授業が終わると春と二人で中庭に向かった。
時間が進むのは早いもので、今からは昼休み。
「あっ…!ちょっと教室に忘れた。
先に行って。」
昼休みなのに私は弁当を忘れた。
春に行った後、私は走った。
そして、角を曲がると。
ドンッ!
「キャッ!」
誰かにぶつかった。
転ぶ!
しかし…