年上ヤクザ
とうとう始まった。
「「いらっしゃいませ~♪」」
接客の声はワントーン高く、と言われたからやると…
「あの…メアド交換してください!」
「握手してもらっていいですか?」
「あの…付き合ってください!」
たくさんの男子から言われた。
全く嬉しくないけど。
なかなか繁盛した。
「セレナ、休憩してこい。」
「ありがとう。」
前半が終わり、私は休憩にはいった。
「セレナちゃん。」
「速見さん…。」
私が中庭に向かって歩いていると、速見さんが私に話しかけてきた。
「今から暇?」
「えっ…はい。」
じゃあ、来て。
そう言って速見さんは私を引っ張っていった。