年上ヤクザ



「…亮も…年上だからって…そういうこと…したいよね…」



「…………。」


「…旅行…。」


「えっ…?」


「…私も…亮が好きだから…。

でも…旅行まで…待って?」



私はまだ抱きしめられたまま言った。



「…ごめん…愛してる。」


亮が私をゆっくりと離しながら言った。

そして…だんだんと顔が近づいてくる。



亮は目を閉じたまま顔を近づいてくる。


だから…ちょっと意地悪。







チュッ。




私からしちゃった。



亮はびっくりしたらしく、目が満々になっている。



そんな亮に、最後の一押し!


耳元で…







「私の方が愛してる。」














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