年上ヤクザ



「嫌だ!お父さん止めて!痛い!」


私は痛くて泣き叫ぶ。
でも…助けてくれる人はいない。


母は自分も殴られることを恐れ、私を無視する。



そんなことが何年も続き…

ある時…両親が死んだ。




私は内心ホッとした。

もう救われる。



しかし…世の中はそんなにあまくない。



「春日セレナだな。両親の借金をお前に返してもらう。」




借金取りが現れた。


1億円。
そんな大金、返せるわけがない。


私は必死に頼んで高校生になるまで待ってもらった。













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