年上ヤクザ
亮さんは言った。
でも…とても悲しい顔で…。
「怖かったな。悪かった。」
その亮さんの一言で私は涙を流した。
「亮さん…。イヤだ。
亮さんは怖くない。一緒にいたい。
私を闇から救ってくれるって言ったじゃん!
お願いします。
片桐亮と一緒にいさせてください。」
「セレナ…?」
「夢の中で私はずっと圭介を呼んでた。
でも…途中から亮さんが頭から離れなくなって…
気付いたら亮さんを求めてる私がいたの。」