年上ヤクザ
「何を言ってる?」
「えっ…?」
「俺がお前の輝きを見つける。
闇から救うための行動だ。
金の心配をお前がする必要はない。」
亮さんは当たり前だろ。と言って笑った。
「本当にいいんですか?」
「ふっ…。当たり前だろ。」
「やったー!亮さんありがとう!」
私は亮さんに抱きついた。
「敬語はやめた方がお前らしい。」
「セレナ。俺に対しての敬語はやめろ。」
私は亮さんの言っている意味がわからなかった。
「だから…タメ口でいい。
あと、亮さんってやめろ。亮だ。」
私は戸惑っていた。
本当にいいのか。
あんなにたくさんのヤクザが敬語なのに…。
「大丈夫だ。他の奴らは何も言わない。」