年上ヤクザ
~春日セレナ~
「圭介がね、私を助けてくれたの。
だから…お願いします。
圭介を許して。」
私は亮に頭を下げた。
「いいに決まってる。」
亮が笑った。
私達は家に帰った。
「明菜さん…。」
中には明菜さんが一人でいた。
「片桐さん、セレナさん。私…恋愛します!
だから…片桐さんは諦めます。」
明菜さんはそれだけ言って帰って行った。
「若頭、セレナさんお帰りなさい。」
中津さんが笑顔で迎えてくれた。
「中津、部屋にいる。」
それだけ言うと中津さんは頭を下げてリビングに入って行った。
ガチャ
私達は部屋に入った。
「セレナ…本当に悪かっ…ごめん。
お前の気持ちまでちゃんと考えてなかった。」