年上ヤクザ
ヤクザの彼女
「亮…助けて…いやぁ、亮っ!止めて!」
「セレナ…幸せになれよ?救ってやれなくてごめんな。」
ガバッ!
「セレナ、大丈夫か?」
私は夢から覚めた。
涙を流して。
今見た夢はすごく怖かった。
亮と私が離れていくの。
「亮…!怖かった…。」
「大丈夫だよ。俺がいるから。」
私は誰かに手を握られ、亮から遠ざかっていく。
亮は背中を私に向けた。
そして…悲しく微笑んだ。
「亮…遊園地行きたい!」
朝ご飯の時に私は亮に言った。
「遊園地か…しょうがないな。準備しろよ。」