年上ヤクザ



「着いたー!」


あの1時間後、私達は近くの遊園地に着いた。


もちろんテンションは高い女子高生の私。


「そんなにはしゃぐなよ。」


めんどくさそうな大人の亮。




「もういい。私一人で行って来る!
先に帰ってれば!」


私は亮に叫んで言った。


まためんどくさそうな顔する。

嫌なら断ればいいのに…。



「私がナンパされても知らないからね!」


私は走って入場券を買った。


「おい!セレナ、待て!」


ナンパという言葉に亮が反応して走ってきた。


捕まるもんか!
付き合って1週間。

だんだんと私が必要なくなってきたんだと思う。


悲しいけど…現実。



グイッ!


「キャッ!」


入ってすぐに私は誰かに茂みに連れて行かれた。














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