年上ヤクザ



「危ないですよ!段差がありますから。」


怖さに目を瞑っていると…

優しい声が聞こえてきた。


「えっ…?ありがとうございました。」


私がいた所を見ると、石の段差があった。


「怪我がないなら良かったです。」


相手の顔を見ると、とても可愛くて、でも整った顔があった。


亮も凄くかっこいいけど大人のかっこよさだった。


「ありがとうございました。」


その人は頭を下げて何処かに行ってしまった。


少し呆然としていると…


「セレナ~!」


亮の声が聞こえてきた。


「亮♪今すっごく可愛い男の人に助けてもらったの!」


私は笑顔で亮の前に行った。



「何…?誰だ。」


ちょっと怒ってる?
亮が悪いのに…。


「亮…帰れば良かったじゃん!
私がウザイんでしょ!」













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