年上ヤクザ
亮の裏切り
今は7時頃。
暗くなってきたから、勧誘の人が多い。
私はすぐにDVDを返して帰ろうとした。
でも…ある光景が目にとまった。
亮…?
でも、隣には綺麗な女の人がいた。
そして…二人で入って行った。
ピンクの店に…。
どういうこと…?
仕事じゃ。
いや!裏切られた?
バタンッ!
私は倒れた。道の真ん中で。
「ハァ…ッハ…亮…ンッ…」
私は倒れて、息が乱れた。
「…大丈夫か?しっかりしろ!
あれ…?
昨日の子だよね。」
私を抱えて助けてくれたのは昨日遊園地で会った男の人だった。
一度だけ会った人に少しだけ安心してしまった。
「ハァー、ハァー。すみませんっ、ンッ。」
「大丈夫か、帰れる?」
その人は私をゆっくりと立たせてくれた。
「はい。大丈夫です。ありがとうございました。
二度目ですね。」