年上ヤクザ
「おい、大丈夫か?」
「…っ。…あの…夜の仕事って儲かりますか?
それとも…ピンクの方が…」
「ふざけるな。ピンクの店は自分を壊す所だ。
行く場所がないなら、着いてこい。
俺さ…ホストなんだ。」
私はその人の後ろをついて行った。
ドンッ!
「キャッ!」
「邪魔だよ!前向いて歩け…」
私は人にぶつかって怒鳴られた。
転んだの私なのに…。
「兄ちゃん威勢がいいのぉ。俺が誰だか分からんか?」
前を歩いていたホストの人は急に性格が変わった。
「…中津さん…!」
「おぉ、分かっとるやないか!こいつは俺の女だぞ?
何か言うことあるんちゃうんか?」
怖っ!
「す、す、すみませんでした!」
私にぶつかった人は走って行った。