年上ヤクザ
「こいつはどうしましょう。」
男の人が修さんを指差しながら裕也さんに聞いた。
「そのままにしておけ。」
裕也さんが静かに言った。
そして、裕也さんは修さんに近寄った。
「修。
もう戻れない。
どうしてこうなったんだろうな。
お前と…普通のダチになりたかった。
修、元気でな。」
そう言った裕也さんの目から涙が零れた。
どうしてこうなったんだろう?
もう元に戻れないの?
神様。
二人が友達でいれますように。
亮が幸せに暮らせますように…。