紅 猫



「とにかく百々りんは星哉を
探してあげなよ!」

そうだ、そうだと言う祐二。

「〜〜!わかったよ!」

そう言って教室を出ようとすると
恵吾に呼び止められた。


「なんだよ恵吾。」
「お前はまだ気づいてない。」
「……?」
「だからお前は―――――」




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