紅 猫



「百々ー!」

ビクっ

お母さんの声…!

あたしは一気に覚醒して飛び起きると
近くにいたはずのお母さんはすでに
あたしの側にいた。

「…起きました。」

そう言うとお母さんはニッコリと
黒い笑みを浮かべて答える。

「あーら?おはよう百々ちゃん?」

……怖い。



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