紅 猫


廊下に出るとあたしは息を吸い込み
次の瞬間―…


「遠山さーんっっ!!!」

叫ぶ。

すると遠山さんが遠くから歩いてくるが
表情は呆れた感じ。

いつものことだしねっ。

遠山さんはあたしの服装を見ると
パトロールに行くことがわかったのか
車出しますね、と言って支度しだした。


…ご理解ある執事ですこと。



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