紅 猫



「下僕って本当なの?」

嫌だなそれわ―…。

「はい!本当です!」

あっそうすか。

「でもあたし執事いるしいらない。」

そう言うと目をうるませてあたしを
見上げる星哉。

う〜…っ
そんな子犬みたいな顔されたら〜…

「…じゃあ学校だけね!」

仕方ないじゃん〜…。



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