愛して。【完】
その写メを見た隼さんも、やべ、と言う様に口元を抑える。
「隼…コレ、いつのだ」
「多分、さっき…真梨とコンビニ行った時の」
「そうか……でもまぁ、遅かれ早かれ広まってただろうからいいとして…………問題は、真梨だ」
蓮さんの声に、周りにいたみんなが立ち上がる。
「真梨を連れ戻して来い」
蓮さんの一言で、俺と虎太郎、そして蓮さん達以外は屋上を飛び出した。
「光、虎太郎」
静かになった屋上に、蓮さんの声が響く。
「なんですか」
「お前等も、行って来い」