愛して。【完】





そう思った瞬間、バッと目を見開く。


目の前には、黒のスウェットを纏った硬い胸。


どう考えても、それは男のもの。


誰かと思って、顔を上げる。


そして、そこにいたのは…




「いつまで抱き着いてんだよ。…襲うぞ?」




そう言ってあたしを睨む、蓮だった。







< 236 / 404 >

この作品をシェア

pagetop