愛して。【完】





「はぁ、もういい」




軽く溜息を吐いてそう言うと、あたしはベッドから起き上がる。


だけど蓮は、そんなあたしの腕を掴んで。




「待てよ」


「…離して、ってちょ、やめ…?!」




そのまま、引っ張った。




引っ張られたあたしの体は、いとも簡単に蓮に捉えられて。


いつの間にか、蓮に押し倒される形になっていた。






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