愛して。【完】





俺の女…


そっか、そう言う関係になるんだ…


蓮の……彼女、ってことだよね。


蓮があたしの彼氏、ってこと?




………何コレ。




「バカっ」




恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!


顔が熱い。


真っ赤になってるだろうことが自分でもわかる。




「何、照れてんの?」




蓮の胸に埋めた顔を、自分の方に向かせようとする蓮。


必死にそれに抗うけれど、力では敵わない。




「うわ、真っ赤」


「言わなくてもわかってる!」




睨み付けたって、蓮は楽しそうに笑うだけ。




「本当、お前可愛すぎ」


「なっ……っん」




反抗しようとして、口を塞がれる。


いきなり舌が入ってくる深い口付に酔いしれる。


逃げるあたしの舌を絡め取って、吸い上げる。




「っ…んぁ………っ!!」




キスに夢中になってきた時、その手があたしの首筋に触れた。





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