愛して。【完】










それに気付いている女は、少女に冷たく当たる。




「あんたさえ…あんたさえいなければ……」




そう言って殴り続ける女に、少女は頼るしかないのだ。


それはそうだろう。


だって、少女はまだ5歳で。


正真正銘、この女が…


少女の、母親なのだから――…








< 8 / 404 >

この作品をシェア

pagetop