大好きなキミへ
おくびょうまいる
「まいるー、ちょっと話いい?」

休み時間、愛梨に誘われた。

あたしたちが来たのは、定番の屋上。

「話って?」

2人きりでの話しだし、 あんまりいい用事じゃないだろうなと思いながら聞く。

「相談なんだけど・・・・。」

愛梨は、恥ずかしそうにいった。

「うち、拓実が好きなんだぁ。」

やっぱり。 いい用事じゃなかった。

これは、ある意味忠告ということになる。

「そっか。」

あたしは言った。

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